桐箱について
タンスをはじめ、金庫の内装などさまざまな収納に桐材は使われてきました。それは湿気の多い日本の気候に最も適した、素晴らしい材料だからなのです。
桐の特長・メリット
環境に優しく、資源を大切にする【桐】
桐の成長は大変早く、概ね15~20年で素材として使えるまでに成長します。その上、腐食にも強い桐は長期間の使用にも耐え、桐ダンスなどは150年以上も使う事が出来ます。また、古くなっても削り直す事で綺麗に蘇らせる事も出来ます。
桐の優れた特性
■軽い
比重が0.28~0.3と大変軽量なので持ち運びに便利です。
※軽い為、軽量ディスプレー素材としても使える。
■防虫効果
桐の成分の中に『パウロニン』『セサミン』が含まれているので、虫を寄せ付けない殺虫効果があります。虫がつきにくいという事で、衣類・美術品・宝飾品などの収納に適しています。
■防腐効果
桐材には多量のタンニン(防腐力が大きい)が含まれているので、湿気のある日本の風土でも腐りにくく長期間の使用に耐えます。
■調湿効果
桐のような軽くて柔らかい材料は湿度変化に応じて湿気を吸放出する能力がある。(吸水性が高いことから高湿度時は桐自体が水分を含み膨張して機密性が高くなる。又乾燥時は収縮し、通気性が良くなる→日本の気候にマッチした材料である。)
※真珠などには桐箱が最適です。
■収縮率が少ない
桐材は大変収縮率が少ない為、ぴったり隙間のない製品を作ることが出来ます。木目が美しい事もあり、昔から高級材として利用されてきました。
■難燃性・熱伝導が低い
桐の熱伝導は小さく、桐の発火点は425℃といわれており、杉が240℃程度である事からも発火しにくく又、熱を受けても割れにくい性質をもっています。
※ 昔から金庫の内装材として多く使われています。
『桐ナビ』は桐材と向き合って六十余年
当店を運営するのは創業1947年の埼玉関根木工。60年以上木材と向き合ってまいりました。
弊社は時代が変わっても、ただ機械化するだけでなく、今まで培った技術を元に独創的な商品作りを常に心がけてきました。伝統の技術と新しい発想を融合させて、今の商品ラインナップになりました。これからも、探究心を忘れることなく、新しい商品を生み出していきます。
熟練した職人の技術
素晴らしい桐材を生かすも殺すも、職人の腕です。どんなに機械化が進んだ世の中でも、やっぱり人の手で作らなければきちんとした物はできません。
今まで、多くのお客様から多数の受注生産を請け負っています。製品の確かさを認めていただいているからこそ、実績を残すことができているのだと自負しております。